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1億トンのCO2排出量抑制とは [馬さし経済研究所]

最近、土曜の夜はTBSの"世界ふしぎ発見!"の視聴者クイズに毎回参加している馬さしです。
でも、クイズには正解しても、なかなか当たらない...^^;
その番組の中でいつも気になっていたCMがありました。

地球のために
http://www.hitachi.co.jp/environment/ads_events/advertising/tvcm.html

う~ん、1億トンのCO2(二酸化炭素)排出量と言われてもピンとこないので、
どれ位の量なのかなと思って調べてみました。

環境ビジョン2025                                   http://www.hitachi.co.jp/environment/vision/vision2025.html

「環境ビジョン2025」は、地球温暖化の防止、資源の循環的な利用、生態系の保全を重要な
3つの柱ととらえ、製品の全ライフサイクルにおける環境負荷低減を目指したグローバルな
モノづくりを推進し、環境保全に努め、社会に貢献していくことを宣言したものです。

これは地球環境を保全し、持続可能な社会を実現するために、日立グループの製品により、
2025年度時点で年間1億トンのCO2の排出量抑制に貢献することをめざすものです。

それでは、年間1億トンのCO2とは、一体どれくらいの量なのでしょうか。
例えば、スギの人工林で1億トンのCO2を吸収するためには、約13万平方kmの森林が必要
となり、これは日本の国土の約1/3、北海道と九州を加算した面積に相当します。
アマゾンの森林伐採による熱帯雨林の減少が2000年から2005年にかけての5年間の平均
で毎年22,392平方kmだったことを考えると、これはその5.8倍もの面積になります。

vision2025_02.jpg

図のように2000年時点での世界のCO2排出量は226億トンにも上ります。
年間1億トンものCO2排出量抑制を、一企業の努力目標ではたしてできるものなのでしょうか?
でも、今やらなければいけないんですよね。

日立はすべてを、地球のために。
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コメント 4

YAP

地球温暖化防止は、世界中の人が早急に取り組むべき問題ですね。
それでも私のいる自動車業界では、ビジネスチャンスとばかり、中国やインド、ロシア等の新興国にクルマを売ろうと躍起になっています。
しかも、排ガスや燃費の規制がまだ緩いからと、コストを抑えた一世代も蓋世代も前のクルマを。
この責任は重いと思っています。
by YAP (2008-09-07 18:42) 

basashi

>YAPさん
中国、インドをはじめとする新興国の発展もこの問題と密接なものですね。
でも、彼らにも幸せ(何が本当の幸せなのかにもよりますが)になる権利
はあるので、少しでも良い方向に動いてくれればと思うばかりです。
そんな中で、日本は何ができるのか。
まずは日本で独自に進化した軽自動車の規格、製造技術の輸出なんて
できないものでしょうか。
それとも、海外ではそんな車は見向きもされないのかなぁ。
by basashi (2008-09-07 21:17) 

YAP

モータリゼーションは先進国のものだけではありません。
最初から環境対策を考えたクルマを販売すべきだったと思います。
by YAP (2008-09-08 08:11) 

basashi

>YAPさん
環境対策を考えたクルマとなると、それなりのコストアップは避けられ
ません。その差額に彼らが価値を見い出すかどうかという問題になる
と思います。新興国の中にも同じような価値観を持ってくれる人が
きっといますよね。
by basashi (2008-09-08 22:11) 

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