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長崎新幹線は必要か [馬さし経済研究所]

長崎新幹線建設の是非が問われています。建設費は2700億円だとか。

長崎県庁九州新幹線長崎ルート
http://www.pref.nagasaki.jp/shinkansen/

現在、福岡-長崎にはJR九州自慢の特急”白いかもめ”が走っており、1時間47分で2都市
間を結んでいます。私も白いかもめには何度も乗りましたが、ほんと快適ですよ!
そういうこともあり、長崎新幹線ができても1時間24分と23分の短縮にしかなりません。

               

おまけに長崎新幹線ができると、肥前鹿島-諫早は第三セクターとなってしまい、地元の方に
とっては、逆にかなり不便になってしまうことが考えられます。
これは九州新幹線によってJR九州から切り離されたローカル線の状況を見ても明らかですね。

長崎はこれといった基幹産業がないため、どうしてもこのような公共事業に頼ってしまう傾向が
あるんじゃないでしょうか。長崎空港も日本で始めての海上空港だし、諫早湾干拓事業、雲仙
普賢岳の復興事業等、あのエリアには巨大公共事業がたくさんあります。

長崎空港
          

諫早湾干拓
             

私は別に公共事業自体を批判するつもりはありません。
雲仙普賢岳の復興事業等、どうしても必要なものは迅速にやるべきだと思っています。

でも、長崎新幹線は本当に必要なのでしょうか?
地元に住んでいる方のことを考えたら、フリーゲージトレイン(鉄道総研が研究中)にして九州
新幹線の区間は新幹線の線路を走り、在来線の区間は全線複線化して既設路線を走るよう
にした方が良いと思うのですが...^^;
そうすれば九州新幹線への乗り入れ線路とフリーゲージ設備、および車両の新造程度の出費
で大阪、東京までの直通運転だって可能です。

長崎にも、ジャパネットたかた等、全国的に見ても元気のある会社もあるので、もっとそのよう
な会社にがんばってほしいものですね。

そうそう、長崎の沖合いにある軍艦島(正式島名:端島)なんて、かなり有望な観光資源だと
思いますよ。

          

ほんと、軍艦みたいな島ですよね。この島を世界遺産になんて話もあるようです。


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携帯料金は今後下がるのか? [馬さし経済研究所]

ソフトバンクが携帯事業に参入して、これから携帯料金が下がると期待している人も多いと思い
ます。ナンバーポータビリティーを先に実施(2004年)したお隣韓国では、実施後携帯料金が
かなり下がったなんて話も聞くのですが、日本では今後どうなるのでしょうか。

日本のインターネット接続事業では、本業のNTT、KDDIの他、電力系等の異業種から何社
も体力のある会社が参入してきて、今では世界で一番安い料金でインターネットにサクサク
アクセスできるようになりましたよね。はたして携帯も同じ流れになるのでしょうか。

ちょっとこの件について、自分なりに考えてみました。

ご存知のように、日本の携帯電話会社は、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの3社です。
(ウィルコムを入れると4社になりますが、大勢に影響はないので、ここでは無視します。)

          

市場競争の世界では、複数の企業が参入して、最終的には体力のある会社が3社程度残る
というパターンが一般的です。都市銀行の再編が良い例ですね。
なぜ2社でないかというと、シェアが50%を超えてしまうと、独占禁止法に抵触して監視の目が
厳しくなるからです。中にはマイクロソフト等の例外もありますが...

もう勘の鋭い方ならおわかりでしょう。
日本の携帯電話会社は、3社しかありません。もし、安い料金に設定して本気で他社を潰そう
なんて考えたら、結局は自分の首を絞めることになりかねません。
新規参入のソフトバンクとて、あまり料金を下げても収益が悪くなるので、積極的にはやりたく
ないでしょうね。先日、予想外割なんて大々的に発表しましたが、かなり制約の多い料金体系
で、使い方によっては他社より割高になってしまうなんて話も聞きます。
まあ、あれはあれで良い宣伝になったと思いますが...

もし、ソフトバンクが新たな携帯電話会社を立ち上げて四つ巴の戦い(NTTドコモ、au、ボーダ
フォン、ソフトバンク)なんてことになっていたら、話は変わっていたかもしれませんが、結果的
にはソフトバンクのボーダフォン買収ということで、他社はほっとしたんじゃないでしょうか。

ということで、馬さしの出した結論は、”たいして料金は下がらない”というものになりました。
はてさて、これからどうなることやら。


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ナンバーポータビリティー [馬さし経済研究所]

ナンバーポータビリティー(NMP)制度がいよいよ始まりましたね。
序盤は下記のようにauの1人勝ちでしたが、今後どのようになっていくのでしょうか。

  NTTドコモ : -6万件
  au : +8万件
  ソフトバンクモバイル : -2万件

          

それには、まず各社のユーザー層がどうなっているか知る必要がありますね。
これはあくまで私の個人的な主観なのですが、下記のような構成だと思います。

  NTTドコモ : 主に携帯電話初期からのユーザーおよび法人
  au : 主にファミリー層
  ソフトバンクモバイル : 主にJフォンからのユーザーおよびカッブル

この中で注目したいのは、法人ユーザーです。
通話料金は会社持ちで、ユーザーは時間を気にすることなく使う傾向があるので、一番おいしい
お客さんですね。以前は通話エリアの広さからドコモを選択するしかありませんでしたが、現在
は圏外のエリアを探す方が難しいですね。
法人は、値段が安ければ経費節減のために会社を切り替えるので、今後の法人の動向が気に
なります。

あと、ソフトバンクモバイルの-2万件ですが、予想外割のおかげで純減をだいぶ抑えることが
できたと思ってます。何も対策を打っていなかったら、純減はもっと凄い数字になっていたでしょう。
それだけ旧ボーダフォンユーザーの不満が多いってことなのでしょうか。

いろいろと噂が絶えないソフトバンクですが、今後はYahoo!モバイルの動向に注目していきたい
と思います。
現在は各社独自のネット接続しかできませんが、Yahoo!JAPANの井上社長が今後は携帯向け
にYahoo!モバイルの共通プラットフォームを構築すると今年の株主総会で説明をしていました。

  NTTドコモ : iモード
  au : EZWeb
  ソフトバンクモバイル : Yahoo!ケータイ

携帯各社で同じインターネットのプラットフォームが使えるようになれば、コンテンツ制作者、
ユーザー共に大きなメリットがありますね。
中、長期的には、この携帯向けインターネット共通プラットフォームの構築が、ソフトバンクが
携帯事業に参入した一番の成果になると思います。

えっ、馬さしの携帯ですか?私はウィルコム一筋です。
あまり知られていませんが、通話の音質、インターネット接続とも携帯以上です。

以上、馬さし経済研究所の気まぐれレポートでした。


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小笠原に空港は必要か [馬さし経済研究所]

ふと小笠原に行ってみたくなり、”どうやって行くのかなぁ”と調べてみました。
やはり行くのは大変そうだなぁ。

小笠原って東京都だったんですね。
でも、東京から小笠原に行く唯一の手段は船だそうで、片道26時間30分もかかります。
それも6日に1往復だけの運行とのこと。ほんと外国よりも遠い絶海の孤島ですよね。

                 

この問題を解消するため、国は超高速船TSLを建造し船もほぼ完成したようですが、ここにきて
計画が暗礁に乗り上げてしまいました。超高速船は燃費が悪く、原油高などにより赤字が
年20億円出るためだそうです。
超高速船が就航すれば、所要時間が17時間に短縮され、週2、3便に増便される予定だった
ので、地元の方はがっかりですよね。

                 

また、島には病院はあるも入院施設は無く、急病人が出た場合には自衛隊の飛行艇が本土
から飛んできて搬送しているとのこと。普通なら直る病気も、手遅れになってしまう可能性が
あるそうです。

これを受け、小笠原に空港を作る計画が再浮上しているとのこと。
これにはいくつかの案があるようなのですが...

1.旧海軍が作った飛行場を再利用して空港を建設する。
  洲崎には旧海軍が作った700mの飛行場跡地があるようですが、これを再利用するにして
  も海の埋め立てを伴った滑走路の延長が不可欠です。

  通常、航空機が離着陸するために必要な滑走路の最低限の長さは、プロペラ機で
  1200m、ジェット機で1500mくらいでしょうか。でも、東京から1000kmも離れていて、
  代替空港も近くに無い(硫黄島を除く)とすれば、もっと長い滑走路が必要になると思います。
  たぶん単発のセスナ等は洋上飛行ということで、就航できないんじゃないかな。

2.東京-小笠原に飛行艇を飛ばす
  私は、最初この案が一番現実的なのかなぁと思いましたが、東京にも飛行艇の発着施設を
  作る必要があります。横浜港が候補に上がっているようですが、船舶の往来が激しいので、
  危険だと思うのですが...
  また、飛行艇はフロートの空気抵抗により巡航速度が遅いという欠点もありますね。
  あと飛行艇の騒音、振動に驚いて、イルカ等が寄り付かなくなり、観光に影響が出るかも
  しれないなんて意見もあります。

               

3.海上自衛隊の硫黄島の滑走路を官民共同で運用する
  硫黄島には海上自衛隊の基地があり2650mの立派な滑走路が整備されています。これを
  利用して東京-硫黄島をジェット機で結び、硫黄島-小笠原はヘリやジェットフォイル等で
  結ぶというものです。しかし、現在硫黄島への民間人の立ち入りはできません。自衛隊が”
  どうぞお使い下さい”と言うとは思えませんね。

             

4.新たに空港を建設する
1)メガフロート空港
  海に滑走路となるフロートを浮かせるという方法ですが、小笠原は外洋なので難しいかも
  しれません。建設費も莫大なものになりますね。
2)陸地に新空港を建設
  多額の建設費と貴重な小笠原の自然が破壊される恐れがありますが、やはりこれが一番
  現実的なのでしょうか。

どれもあまり良い案ではありませんが、何か良い方法はないものでしょうか。
現在小笠原に観光に出かけている方は、自然をこよなく愛している人だと思うので、長い船旅
もあまり気にしないのでしょうが、もう少し気軽に行ける小笠原になってほしいですね。

                 


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ソフトバンクがボーダフォンを買収 [馬さし経済研究所]

ソフトバンクが買収した携帯電話会社ボーダフォンの新ブランド名が”ソフトバンク”に決まり
ましたね。それにしても1兆円の価値の会社を2兆円出して買うんだからソフトバンクはお金
持ちなんだなぁ!

私は、携帯電話事業の動向に以前から興味があって注視しています。
携帯電話のマーケットの拡大は、ほぼ横ばいになってきたものの、毎月莫大な固定量収入
が入るので、おいしい市場なんでしょうか。

今回の買収を聞いて、私は以前ボーダフォンがJフォンを買収した時のことを思い出しました。
あの時は、Jフォンが波に乗っていて、auといい勝負をしていましたよね。
そこにボーダフォンが買収することになり、ある意味期待していたのですが、日本市場の
勉強不足だったのか、結果的にはかなりシェアを落としてしまいましたね。
特に私が問題だと思ったのは、ユーザーのメールアドレスを強制的に変更してしまったことです。
私はPHSユーザーなので被害は被ってはいませんが、Jフォンユーザーは大変だったと
思いますよ。今の時代、メールアドレスは携帯番号以上に必要不可欠なものになっています
からね。

話を元に戻して、今回の買収で新ブランド名を”ソフトバンク”にするくらいですから、メールアド
レスも当面はこのまま運用していくとしても、数年後に”やっぱりメールアドレスをソフトバンク
に変えて下さい”とか言い出すのではないでしょうか。
ソフトバンクは”Yahoo!メール”のサービスもしていますしね。
企業買収も必要なこととは思いますが、ユーザーに迷惑をかけるのはやめてほしいですね。

といってもソフトバンクはインターネットアクセス事業”Yahoo!BB”もあるので、これらの
サービスと組み合わせて大幅な割引をすれば、携帯電話事業も成功する可能性はあるの
かなとも思いますが、携帯電話=ソフトバンクというイメージが湧かないので、なかなか厳しい
のではないでしょうか。


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